最後のご挨拶


今日はクラッシュ本部から2人の方が仙台まで来てくださって、共に感謝礼拝と分かち合いの時を持ちました。
私は2011年5月から、智子さんは2011年10月からクラッシュに導かれました。
2人とも長い間クラッシュで働き続けられた事は、本当に感謝です。
何故クラッシュだったのか?クラッシュなんていう団体、震災前は聞いた事もありませんでした。だって「クラッシュ」ですよ!笑 クラッシュはそもそも名前が悪い!と言われた事もありました。
でも、神様の選びが「クラッシュ」だったのです。

クラッシュで働いて「あれもできた!」「これもできた!」とか言えたらいいのですが、正直わかりません。
いつも、手探りだったように思います。いつも「これで良いのかな?」と自問自答しつつ進んできた3年だったように思います。反省の連続でした。

昨日、この仙台のページを一番最初から見返しました。懐かしさを感じると共に感謝の心がわき上がってきました。本当に多くの方がクラッシュを通して東北に来て下さったんだなと思うと、胸が熱くなりました。

今日で仙台オフィスは閉じられますが、地域教会は永遠に存在します。
私は心から主に期待しています。神様が東北の宮城の各教会を通して、今後どのような大いなる事を成して下さるのか楽しみで仕方ありません。絶対に考えられない程の祝福された地になります。悲しみの地と呼ばれるのではなくて、喜びの地と呼ばれるようになります。

今までクラッシュジャパンを特に仙台オフィスを支えて下さり、心から感謝しています。Facebook上での挨拶をお許し下さい。
どうぞ、これからも東北を覚えて祈り続けて下されば幸いです。
心の問題があらわになるのは3年目からと言われています。
本当の勝負はこれからです!!

主に全ての栄光をお返しします。

在主。

仙台オフィス・佐々木歩、菅原智子

エレミヤ
33:9 この町は世界の国々の間で、わたしにとって喜びの名となり、栄誉となり栄えとなる。彼らはわたしがこの民に与えるすべての祝福のことを聞き、わたしがこの町に与えるすべての祝福と平安のために、恐れおののこう。」
33:10 【主】はこう仰せられる。「あなたがたが、『人間も家畜もいなくて廃墟となった』と言っているこの所、人間も住民も家畜もいなくて荒れすたれたユダの町々とエルサレムのちまたで、
33:11 楽しみの声と喜びの声、花婿の声と花嫁の声、『万軍の【主】に感謝せよ。【主】はいつくしみ深く、その恵みはとこしえまで』と言って、【主】の宮に感謝のいけにえを携えて来る人たちの声が再び聞こえる。それは、わたしがこの国の繁栄を元どおりにし、初めのようにするからだ」と【主】は仰せられる。

2013年も感謝です!


クラッシュ仙台は今日で今年の仕事納めになります。
 今年一年も様々な事がありました。大きなところでは、スタッフが4人から2人になり、オフィスがシーサイドチャーチの2階から佐々木家の2階に移動しました。
2人体制での仕事に慣れるのに時間が少しかかりましたが、主が確かな導きを与え続けて下さって、その都度必要な人材や、知恵を与えて下さり今日の日を迎えております。

一年間を思い返しながらこのブログを書いていますが、本当に感謝です。
神様の愛、恵み、誠実さ、真実さ本当に素晴らしくて、嬉しいです!

昨年よりは少ないながらも今年も多くのボランティアさんが東北に来て下さり、各地に派遣できた事を感謝しています。
ボランティアさんあってのクラッシュジャパンだと思っています。

関わっている4教会1団体との定期ミーティングを毎月1回行えた事も感謝です。この時間で牧師先生やスタッフの方との交わりを持つ事ができ何度も励まされました。

今年も仮設などにお住まいの方々と沢山会う機会が与えられて感謝です。
「いつも、ありがとうね〜」と笑顔で言ってくださる方々に私自身大きな力を受けています。
一昨年より昨年、昨年より今年と信頼関係が深くなる事を感じています。
冗談を言い合う回数も増えてきているように思います。(それが何より嬉しい!)

今年一年間も多くの祈りと多くの犠牲を払って下さった方々に心から感謝しております。
来年も真実の光であるイエス様にあって、一つ一つの働きをしていきたいと思います。

皆様に全能なる創造主の豊かな豊かな祝福と満たしが大いにあるようにお祈りしております。

クラッシュジャパン仙台オフィス・スタッフ一同

大内家・新米パーティー2013

11月2日(土)に去年に引き続き、大内家・新米パーティーを行う事ができました。
昨年よりも多くの方が集って下さり、合計16名で新米を食べ、それぞれ持ち寄った一品を楽しみながら過ごしました。また、今年は仙台在住クリスチャンアーティストのWingsの高奈ご夫妻が来て、歌って下さいました。
                                                     Wingsのお二人
大内さんのお母さんがなんと毎日歌っているという「慈しみ深き」をアカペラで歌って下さり、とても感動しました。

                大内さんのお母さん

 また、大内さんが挨拶の時に、震災直後の心情を分かち合ってくださり、私も初めて聞く話に当時の事を思い出しながら聞いていました。
あらためて、大変な中を通ってこられた事を強く感じました。
お話をして下さっている、大内さん
 
願わくは、定期的に大内家の皆さんと1〜2ヶ月に一度ぐらいのペースで食事会を行いたいと思っています。
今年は台風の影響で大きなダメージを大内家の稲も受けましたが、それでも、収穫させてくださった神様に心から感謝しています。

                 大内家の愛犬・ルイ


Gospel Time 東北

仙台にて10月22ー23日の2日間「滝元明ミニストリー」の協力の元、素晴らしいJazzコンサート&ゴスペルメッセージの時間が持たれました。
 10月17日から27日までの10日間東北地方を中心に、滝元明師、ロン・ブラウン(Sax)、マキーダ(Vo)が17日ー22日、ティム・ケプラー(Vo)が23日ー27日の4名が各教会やコンサート会場にてGospelコンサートを行って下さいました。

22日にはシーサイドバイブルチャーチ主催で、宮城野文化センターシネマホールに於いて行われました。
200人の会場に一ヶ月前までは、数十人の参加予定者しか決まっていなかったのですが、当日はほぼ満席の状態で大変祝福されました。
シーサイドチャーチが関わっている仮設住宅にお住まいの方も来て下さいましたし、それ以外にも多くのクリスチャンではない方が見えていました。
ゲストのロンブラウンさんは世界的にとても有名なSax奏者で、スティービーワンダーやホイットニーヒューストンらと共にレコーディングやツアーをしておられたビックなミュージシャンなんです。

私が4年前まで居た、愛知県の新城教会という教会には2000年ぐらいから毎年ロンさんがバンドメンバーを連れてきて、生コンサートをして下さっていたというつながりもあり、私がJazz音楽を好きになったのは間違いなくロンさんの影響が強いわけでして、まぁそんな話はどうでも良いのですが、久しぶりに見たロンさんの演奏、そしてマキーダのライブパフォーマンスは圧巻の一言に尽きました。
多くの方々が来て下さって感謝です。
また、クラッシュも裏方として、シーサイドチャーチのお手伝いをできて感謝でした。

            ロンさん&マキーダ(宮城野文化センター)
マキーダ(宮城野文化センター)

23日は午後から西多賀教会が関わっている美田園仮設に於いてコンサートが行われました。なんとここでは、開催2日前に決まったのですが、マキーダが空港に向かう直前に30分だけ歌って下さり、マキーダとティムのダブルヴォーカルは迫力満点の素晴らしい時間でした。
東北人は私も含めてシャイな方が多いので、素晴らしい音楽を聴いても、感動や喜びを表現するのがあまり上手ではないのですが、実はもの凄く感動していて、喜んでいるんですよね。
演者さんからすると、「あれ?今日のコンサートいまいちかな?」と思ってしまうと思うんですが、そんな事はないのです!この仮設コンサートもノリ的にはそんなでもないように私は感じたのですが、終わるときに「いかがでしたか?」とお聞きしたら、皆さん「ワンダホー!ワンダホー!」と笑顔で言っておられました。 笑
夜の西多賀教会でのコンサートも沢山の方が来て下さり、多くの初めての方が来て下さった事も嬉しかったです。

ロンさんとティムは麻薬からの解放を通して救われ、マキーダは壮絶な人生を歩む中で救われた方で、そんな方々の証を通して、多くの方々が感動しておられました。

滝元先生は19歳でクリスチャンになり、今年84歳という年齢ながら、とても元気で日本を代表する伝道者のお一人です。 65年間伝道者として歩んでおられ、本当に日本を愛しておられ、私が最も尊敬する牧師先生です。
滝元先生の分かりやすく、親しみやすいメッセージに皆さん真剣な眼差しで聞いておられました。
多くの素晴らしい種まきがされたので、豊かに成長し、実を結ぶ事を祈っています。
滝元先生、ロンさん、マキーダ、ティムは現在ハワイで伝道ツアーを行っていますので、お祈りに覚えて頂けたら幸いです。 
                滝元明先生(西多賀教会)

           ロン、ティム、マキーダの3人(美田園第2仮設)
              ロンさん&ティム(西多賀教会)





その地に合うことを

「北国の春」(千昌夫)
上記の曲はご存知でしょうか?
私は仮設支援を行うまで知りませんでした。
今まで様々なクリスチャンアーティストの方が仮設でコンサートを行ってくださいましたが、この曲を歌うと言葉では言い表せない一致の空気というか、とにかく仮設の方々が喜ばれます。
その度に演歌の力は凄いな!ここまで空気が変わるか!!と驚かされます。
先日、あるグループが福島でこの曲を歌ったそうです。そうしたら、泣き出す人や今まで一緒に歌っていたのに、急に歌わなくなったりする人がいました。
どうしたのかな?と思ったら、この曲には「あの故郷(ふるさと)に帰ろうかな 帰ろうかな」という歌詞が出てきます。
故郷に帰りたくても帰れないという現実は、本当に重く、私には理解する事のできない重さがそこにはあるようです。
岩手でも、宮城でもこの曲は大変人気があり、喜ばれるのですが、福島では違う。
福島の方々には重くて、悲しくて、歌えない、聞きたくない曲の一つだそうです。
宮城の当たり前を他地域の当たり前にしてはいけないなと思わされた時でした。
宮城には宮城に合ったやり方があり、福島には福島に合ったやり方があり、そこを間違うととても失礼だったり、傷付けてしまうのだなと思わされました。
その地を愛するとは、その地を知る事、それが始まりなのかもしれません。
その地を知らない、理解する努力をしないならば、簡単に「愛する」とか「わかるよ」とか言ってはいけないのだと思っています。

収穫は多いが、働き手が少ない

マタイ 9章37ー38節
そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。
だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」

イエス様がガリラヤの町を巡って、神の国の到来、病の癒やしを行っている中で、こんなに大勢の人たちがいるのに、救いを求めているのに働き手が少ない。
「羊飼いのいない、羊のようだ」と書かれています。
そして、神様に祈り10章では働き人である12弟子を任命し遣わされます。

宮城では今まさにこの状態です。色んな地で扉が開かれイエス様を信じる人が与えられているのに、その地域に関わるのが牧師一人では少なすぎてカバーしきれない状態があります。特に石巻市の小渕浜や仙台市宮城野区の南蒲生地区ではそのような状態です。

前から祈られてきている問題ではありますが、今一度真剣に主に働き人を宮城に遣わして下さい!と祈らないといけないと思わされています。

これから収穫の秋の季節になってきます。お米や様々な作物が実り収穫されるでしょう。作物だけではなくて、人々の魂も収穫される季節になる事を期待します。

先日、私が所属している教会の祈祷会に福島市在住のある方(クリスチャン)が来て「福島の現状と課題」について話をして下さいました。
私達の教会では震災後「福島原発事故収束のための24時間連鎖祈祷」が始まりました。
今では教会内だけではなくて、教会外、海外からも祈りの輪に加わって下さって、今も絶え間なく24時間祈り続けています。
(興味のある方は以下から詳細を確認して、是非一緒に祈りましょう。)
西多賀聖書バプテスト教会

そんな中で先の見えない戦いであり、解決していくどころか新たな問題がどんどん浮き彫りにされていく中で、祈り続けるための熱が少しずつ冷めてしまっている現実があったり、モチベーションが上がらずに祈りにくくなってしまっている自分もいました。
しかし、その方の話を聞き、日々の生活の中で心落ち着かせる事ができないで苦しんでいる事(特にクリスチャンではない方は)スーパーなどで福島産の野菜や果物を買ってあげなければという思いはあるけど、他の安全な地域の物を買ってしまう事に申し訳なさを感じてしまう事、福島は果物がとても充実していて、とてもおいしいので震災前は親戚や知人によく旬の果物を送っていたけど、震災後は送られても困らせてしまうから送れなくなってしまった事などを話して下さいました。
何度も色んなところから聞いていた内容なのですが、実際に今も福島市で生活されている方から改めて聞くと重さが違います。本当に重いです。
原発の問題は色んな立場とお金と政治と自治会と農家や漁業や本当に色んな事がぐちゃぐちゃに絡み合っていて、ほどけないでいるのが実状なわけだし、もっと言えば何十年も前から原発設置と戦って来ている地域の方もいるわけだし、震災が起きて大きくとりあげられているけど、人知れずに頑張ってお金の誘惑に負けずに戦って来ている人もいます。
私達はそんな方々のために何ができるわけではないけど、祈る事ができるし、できるだけ原発事故の事をホットでリアルな事として自分の問題とする事。そのための努力はできます。
テレビでもあまり放送されなくなったので、本やネットなどで自分から情報収集しないと難しいかもしれなけど、そんな自分でありたいと思います。

佐々木